こんにちは、見習い庭師のノスケです。
今回は季節に合わせた剪定についての記事です。
昨年末に、カシの木の剪定を行いました。
その時は剪定について今よりも理解が浅く、夏仕様の剪定を行いました。
多くの樹木は秋になって葉を落とす印象がありますが、カシの場合は春に入れ替わりが行われます。
4月半ばに見たカシの木は次々と葉を落とし、上部が禿げ上がってしまいました。
このまま葉を落としたら枯れてしまうのではないだろうか…
ハラハラしながら見守る中、半月ほどすると、待ちに待った新芽が出てきました。
その芽生えで安堵の吐息が出ました。
赤茶色の新芽は、黄緑色、それから緑色へゆっくりと変化している途中です。
今では、すっかり禿げていたところも葉で覆われています。
という安心も束の間、今度は次々と出てくる葉っぱですでに混み合い始めています。
放っておくと病気の温床になりかねないので、もう少しすれば透かし剪定が必要になりそうです…
カシの葉の入れ替わりにはとてもハラハラとしました。一度禿げ上がってしまった上部は、幸い、葉がつきましたが、もう少し切りすぎていたら、その部分は枯れこんでいたかもしれません。
同じ木であっても、季節によって剪定の方法が全然違うんですね。枯れなくて本当によかった・・・。
樹木によって生態が違い、季節に合わせてそれぞれの生活を営んでいます。そうした樹木の特性をよく理解し、一本一本の樹に合わせた剪定をすることがとても重要だということを学びました。
今回行った年末のカシ剪定は、上部の細かい枝を取り払いすぎてしまったので、次回の秋冬剪定では、夏剪定の仕上がりよりもニ節上で切るようにしてみようと思います。