みなさんこんにちは。見習い庭師のノスケです。
長野県もすっかり春らしくなり、今週からとうとう桜が咲き始めていますね。
こちらでは開花を迎えている時に、私の出身地の京都では満開を迎えているようです。

こちらで2度目の春です。Tシャツ1枚で過ごせるような時間も出てきましたが、
上着やセーターを持たずには出かけて行けないという抜けきれなさがあります。
桜と雪が一緒に見れることがあるという話や、霜が降りることがまだまだあるから間違えても
まだ野菜を植えてはいけないという、地元の方々の忠告が油断を許しません。


それでも冬が厳しい分、草木が動き出し花が咲いているところに出会った時の、春の歓びは心の底から湧いてくるように感じます。最近は出会う人出会う人に、もう春ですか?もう春ですよね?としつこいくらい確認して回っています。

春が訪れると、だんだんと気持ちは外へ向いていきますね。
今回の記事では、私自身の庭についてのお話です。

うちには5坪くらいの庭があります。大きい庭ではないですが、小さすぎることもありません。
”平家の団地の庭”と聞いて誰もがイメージするような変わり映えしない庭です。
それでもこの庭をけっこう気に入っています。


去年の3月ここに引っ越してきました。
庭がついていることは、今の家を選ぶ際の決め手の一つでした。
引越しの多いこれまでの人生で、庭のあるうちと、庭のないうちどちらにも暮らしましたが、
小さくてもいいので、やはり庭のあるうちに住みたいと私は思います。

庭があると、のびのびと魚が焼ける。”
庭付き物件と聞いて自分が最初に連想することはこれかもしれません。
七輪で魚を焼いて食べたいと無性に思う日が1年に何度かあります。秋に秋刀魚を焼いて、お月見をしながらお酒を呑む時間はとても贅沢なものです。

ノスケ

以前、我慢できずに集合住宅のベランダで友達と2人で七輪を囲んだりしましたが、ベランダから煙が上がると周りから心配されるので、肩身が狭かったです・・・


ベランダだけではなく、家の前の道路や駐車場でお魚を焼いてもトラブルが生じます。
この家に住み始めてからは七輪ライフを楽しめているので、とても嬉しいことです。

ただ、もちろん庭の機能は魚を焼くことだけではありません。

例えば晴れた日は庭で朝食を食べたり、子どもを遊ばせてボーーとくつろいだりするなど、

家族団欒の場として使うことができます。

私たち家族は庭で多くの時間を過ごしていますが、庭があることで暮らしが和む実感があります。

他にもフリースペースとして自由に活用することができます。洗濯を干したり。工作などの作業スペースになったり。物を置いたり、堆肥を作ったり。うちの庭はそんなふうにも使っています。

ノスケ

去年の春に越してきてから、少しずつ自分たちに心地よい庭を作っている最中です。デッキを作ったり。野菜やハーブを植えたり。
切り干し大根も自作しました!

それでも庭のことではよく悩んでいます。
今は大半のスペースを畑のように使っていますが、さまざまな理想を思い描きます。
砂場を作ったり遊具を置いてもっと子供が遊べるようにしたいとか、物置を増やしたいとか、苗を育てる場所が欲しいとか、、、


今の仕事を始めてから切実に思うのは、木を植えたいということです。
庭で過ごす時間があるほど、そこから見える景色を彩りたいと感じます。
特に今の時期は、周辺のお家などで花をつけている木を見ると、うちにもあればなあと思います。


素敵な木を見ればうちにも植えたいなあと思うのですが、特に最近気持ちをひかれるのはモクレンとツバキです。どちらも、この地域では花盛りを迎えています。


モクレンは大きな花がかたちも独特で素敵ですが、樹形も面白く落葉期も見ていて面白いです。
ツバキはいっぱいに咲いた花がとにかく綺麗で、常緑樹なので、冬の殺風景な庭の景色に色をくれるでしょう。


常緑樹だと、スラっとしたソヨゴの木も候補にあがります。なみなみの葉っぱが好みです。
思い出深いイチジクの木を植えることも兼ねてからの念願です。
と、あれもこれもと増えていきます。
ですが、木を植えるとなると考えることがたくさんあります。


大きな木に憧れますが、

庭方向の窓から部屋に明かりが入るので遮りたくない
住んでいる家が賃貸物件なので、次に引っ越す時には木の移植が必要になるなど…。
現に、小さな庭には似つかわしくない、伐採された直径30cmほどの木の根っこが残っていて、
手付かずのまま堆肥の下敷きになっています。


色々を考えると、鉢植えで楽しむのが無難かなあという結果に行き着きます。
庭という色々な制限付きの環境に、あの木を植えたらどうなるだろうと、ああでもないこうでもないといいながら考えることも、庭の愉しみの一環だとも感じ楽しんでいます。


考えてばかりでなかなか進みませんが、今年の春は縁のあった一つの木を植えることができました。
小さな半蔓性の低木、オウバイです。

”控えめな美”という花言葉のようですがまさにそんな風情で庭に色をくれています。

スローペースではありますが、焦らずに自分たちにとって心地よい庭という空間を形にしていこうと思います。我が家の庭についての進捗はまた、こちらでお知らせしていきます。

みなさんも、暖かくなってきて庭いじりを楽しまれていますか。
お庭のお困りごとや相談等あれば、ぜひお気軽にご相談ください

木と人が寄り添う暮らしを 庭木~高木まで剪定・伐採なら 百瀬伐採造園

#塩尻市 #松本市 #安曇野市 #剪定 #伐採 #庭師 #庭木 #見習い#庭づくり#DIY #庭を楽しむ