チェーンソーはホームセンターで簡単に手に入りますが、使いこなすには難易度の高い機械です。
弊社では剪定と同様に何となく切る事は許しません。
玩具ではないので、目的や意図をもって使って初めて道具となります。
伐採は木の最後を看取る事です。
練習においても弄ぶのではなく、一思いに気持ちよく逝かせてあげる事を心がけて下さい。
弊社では 初級・中級・上級を設け 段階に合わせて作業を指導しています。
初級者は片付け作業に特化した内容です。
中級からはPDCAを利用し、失敗するとモノを壊すというストレス下での作業になります。
ストレスこそ、職人を育てる栄養です。
初級 チェーンソーを怖がらず作業ができる(アルバイト作業員に求める技術レベル)
チャップス使って足捌きの所作から始まり、始業・終業時のメンテナンスを含め指導します。
①チェーソーに触ってみる
②枝払い・切り刻み・20センチ以下の丸太切(伐採時の片付け作業)ができる
中級 チェーンソーをコントロールして立っている木を切る事ができる(社員・社員を目指す者)
何となく切るのではなく、マーキングをし、狙いを定め切るという事を繰り返し、木の感触を確かめ、予測をしながらの作業になります。偶然性を排し、なぜ上手くいった?なぜうまくいかない?を見つめます。自己の身体性と木を見極め、再現性を見つける訓練をします。
③30センチ以下の丸太切、傾斜地での作業(切った事による丸太や枝の挟まれを予測ができる)
③立ち木の伐採(1方向制限)ができる(時間を問わない)
④3m程度の木の昇木伐採(1方向制限)ができる。(脚立からのフォローができる範囲で)
上級 中級を全てマスターした人向け(独立開業し伐採仕事を受注したい者向け)
⑤立ち木の伐採(1方向制限)ができる(規定時間内)
⑥10m程度の木の昇木伐採(1方向制限)※高所耐性がある前提