こんにちは、見習い庭師ノスケです。今日も今日とて庭師修行中。
私はいつも木の観察からスタートします。じっくりと観察していくと庭木には二面性があることが見えてきます。最近それが特に顕著だったのは生垣でした。
生垣は木を並べて植えて壁のように仕立て、境界の仕切りや目隠しの役割を果たしてくれます。これをなんとなく見ていると単なる緑色の壁に見えます。でも「どんな状態の木なのか」という視点で観察すると、それらは壁ではなく、並列した木々に見えるのです。
生垣というのは壁であり、木でもあるんですね
よく考えてみたら当たり前のことなのですが、私はこの仕事をするまでそのことに全く気づきませんでした。その転換は私にとって大きなもののように感じ、庭師としての見方を手に入れたような嬉しい気持ちになりました。
木は人に寄り添ってくれる存在になってくれますが、木自身の事情もあります。そして庭の主の方にも事情があります。庭の主と庭木は、どうもそんな関係性で成り立っているようです。
そして庭師の仕事というのは両者の間を取り持つ仲立ちのようなお仕事だという風に実感しています。
木の特性を知りどうして今ある姿になっているのか、これから木がどのようになろうとしているかを木の立場になって想像します。
それからこの庭でその木がどのような役割を求められているか施主さん側の事情とすり合わせて、木の手入れをしていく。
施主さんの要望は言葉で理解することができますが、木の要望は木を知り木をよくよく観察しないことには理解することができません。
一人前の庭師になるにはたくさんの経験と知識が必要なようです。
同じ庭木で作られた生垣であっても、生えている場所や本数、木の年齢などによって一つ一つ状態が違っています。それらを臨機応変に対応できてこそ、プロの職人と言えるのでしょう。
うんと勉強しなければ。
親方曰く”木と人の間に立つ”
じっくりとその言葉を噛み砕いていっている修行の日々なのです。
ということで、庭師の仕事に興味がある方。また庭木でお困りの方、ぜひ一度弊社にお問い合わせください!
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