こんにちは、カキコです。毎日暑い中ですがいかがお過ごしでしょうか?
早いもので、法人成りしてから1ヶ月経ちました。
最近はありがたいことに経験者未経験者問わずアルバイトの問い合わせが増えております。
弊社のアルバイトは、経験者に対してはその経験値に応じて現場を割り振りしますが、
未経験の方はまずヘッジトリマーという道具を使い、刈り込みで剪定を覚えるところからスタートします
ということで今回のブログでは
カキコのような0スタートの人向けに、
初心者がヘッジトリマーを使ってから上達するまでを各段階ごとにご紹介します
お急ぎの方はこちらの動画をご覧ください
STEP1「丸く刈る」
最初は玉作りの丸い形を整えることから始めます。
ここではヘッジトリマーの扱いに慣れてもらうというのが目的。
サツキやツツジのように芽吹く力が強い木で機械の使い方を覚えます
昨年の刈跡をガイドに、刈過ぎを見極め、形をつくります。
最初は「去年の刈り跡ってどれ!?」と右も左もわからない状態です。
同じサツキであっても、現場ごと、季節ごとで状態が1つ1つ違いますので、
たくさん触れ、刈り込みの回数を重ねて慣れることが大切です。
STEP2「段仕立て」
玉を正確に刈れるようになったら、次は段物の刈り込みを覚えます。
松っぽく、玉がいくつもあります。一つ一つの玉をお皿の形になるように仕上げます。
ここでの目的は形を意識すること。玉作りはざっくりでも形になりますが、
段物になるとよりキレイな仕上がりを求められます。
中心部は去年の刈跡まで、縁は去年の刈跡より形を意識するなど、位置によって刈る強さを変えたり、時には道具を使い分けたり。木の状態を正確に見極めることが大事。
脚立を使い始めるのもこの頃から。
STEP3「紡錘型」
段物で形が作れるようになったら、紡錘型(釣鐘・ローソク)の刈り込みを覚えます。
今年の春先に特にご依頼が多かったコニファーのような細長い紡錘型は、
左右対称に形を作ることで美しい仕上がりとなります。
また、垂直方向にシームレスな一直線を作る事が必要になります。
自分のクセや体の使い方を把握し、どうやったら綺麗な左右対称を作れるかというのを
常に考えることが必要です。特に大きくなればなるほど左右対称に仕上げるのが難しくなります。
STEP4「生垣」
最後は生垣。生垣は角を立てることを意識することが大切です。
去年の刈跡だけでなく、全体を捉え、基準高を調整し、水平・垂直を作ります。
各個人の水平感覚だけで作業するとボコボコになるので、客観的な指標(隣の家のサッシや目地)を基準にし狙いの形をつくります。
これが上手にできるとお客様からも「さすがプロですね!」と言って喜んでいただけます。
目の前の植物を良く観察することが大切です。去年の刈跡から何ミリ上げるか樹種、季節や環境に合わせて調整しましょう。
自分が作りたい形の通りに刈り込んで庭木が枯れてしまったり弱ってしまったら本末転倒。
理想をどこまで体現できるか。木と相談しながら仕上げていくのが大切なのですね。
ということで、親方の元で刈り込みを学んでみたい方。伸びすぎてしまった庭木や生垣でお困りの方。
ぜひ一度、弊社までご相談ください!
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