こんにちは。今日はカキコの素朴な疑問を親方にぶつけてみました。

それは、「松ってなんでそんなに人気なんですか?」ということ。

実は私、ずっと不思議に思っていたのです。

だって松は紅葉もしなければ、綺麗なお花が咲くわけではないし、もちろん食べられる実もつかない。・・・正直、女性目線では全く魅力を感じないのです。

ということで親方に突撃インタビュー!

カキコ「ということで率直な疑問だけど、松ってなんでこんなに人気なの?」

親方「なるほど。確かに松は誰からみてもわかりやすいような魅力はないよね」

カキコ「そう、いまいちピンとこない」

親方「うーん・・・。まず、松って庭木としてすごくランクが高いんだよね。繁栄の象徴にもなっていて縁起もいいし、庭に松があるってことは栄えている家だとみなされた訳だ」

カキコ「言われてみれば、日本昔ばなしの庄屋さんの家は松があった気がする」

1年通じて色が変わらない松は繁栄と長寿の象徴

親方「庭木の王様といえば松っていう時代がずっと長かったんだけど、でも今は庭木で好まれているのはやっぱり花が咲くものが多いかな」

カキコ「やっぱりそうだよね」

親方「松はどちらかというと日々の小さな変化を楽しみ、かつ全体としては大きく変わらない様がいいんだろうね。冬夏青青※ってやつかな」

3年目リピーター様のお家の松。この位置は外を歩く通行人ベストポジション

カキコ「わかるような、分からないような・・・。」

親方「その、万人受けはしないけど、わかる人にはわかるっていうのが粋なんだよね。」

カキコ「奥が深い・・・のか?」

つまりまとめると、

1庭に松がある=繁栄の象徴で縁起がいい。

2松を楽しめるのは粋である

ということらしい。

私的にはやっぱり可愛い花を見たいし、どうせなら梅みたいに食べられる方が嬉しいんだけど、

こんな私でもいつかは松にハマる日が来るのでしょうか

※冬夏青々とは節操が堅く、常に変わらないことのたとえ。松や樫といった常緑樹は、色を変えることなく冬も夏も青々と茂っていることから。

#松本市#塩尻市#庭師#剪定#松