こんにちは。カキコです。
先日初めて親方同行なしの現場作業(生垣剪定)に行ってきました。
今までは困った時に「親方助けてー!!」のSOSが出来たけど一人となるとそうもいかない
き、緊張する・・・。
今回の現場は生垣剪定。
3月頃に春休み中の息子と一緒に運動がてら地域にチラシ配りをしました。
それを見てご連絡をいただいたお客様でした。
馴染みの庭師さんが引退してしまい誰に頼もうか悩んでいたとのこと。
ありがとうございますm(_ _)m
さて。このちょっと変わった形の生垣。
おそらく元々は石組みの上に土留めでサツキを植えてあり、その上にイチイの生垣があったのだと思いますが。
長い年月を経てサツキが成長し、イチイの下で第二の生垣と化しています。そして角にはツツジ。
・・・どこまで刈ればいいの?
カキコは完成形が見えずめちゃくちゃ迷走しました。何度も手を止めてぐるぐる動き回ったり。親方の動画を見て確認したり。でも途中で手を止めたら止めたでさっきどこまで刈ったかもわからなくなってしまったり。さあ大変。
個人的には、これはトリマーを覚えたての見習い庭師が陥りやすい現象なんじゃないかなーと思います。そしてそのわからない状態のまま作業を進めると、柔らかくて刈りやすい場所ばかり刈ってしまい仕上がりのバランスが悪くなります。
(柔らかいところだけ刈ると
こうなりがち)
(前回の刈り跡を見失うと
こうなりがち)
カキコの仕上がりはというと・・・今回は写真の後者の方(台形型)でした。
自分的には真っ直ぐ刈れていた方だと思ったのですが、親方から見るとやっぱり手が届くところとそうでないところのムラが多いのだそう。
これを親方にきちんと軌道修正してもらうと、こんな感じ。
ピシッとまっすぐな四角い側面と、平な天板。さすがです。
親方曰く、ポイントは3つ。
まず、最初に前回の刈り跡を見つけないといけないね
見習いは親方のように目だけで判断することが難しいです。生垣のようにまっすぐに刈らないといけない場合は、時間がかかってもいいからたくさん手で触り、前年の刈り跡や木の特徴をしっかり見ておかなくてはなりません。これをサボるとガイドラインを見失って失敗パターンに陥ります
太いところは剪定鋏で抜くといいよ
成長が強い箇所をヘッジトリマーで刈るとガリっと引っかかるような感触があります。太さによっては刃が負けてしまうのでそこから高さが狂っていきます。ですから機械に頼りきりではなく、きちんと鋏も入れましょう。これをすると翌年の自分がとても楽になります。
自分の体のクセを早く掴まないといけないね
きちんと水平に刈るためには自分の体の癖を理解することが大切。自分が力を入れやすい向きや目線の届く範囲など。こうした自分の体をきちんと理解しておくと、刈り込みすぎや刈らなすぎという事態を防ぐことができます
でも見習いが剪定に慣れる一番のコツは、やっぱりたくさん現場に出ていろんな植物に触れることだそうです。成長するためには実践あるのみですね。頑張ります
前回の痕跡探しは木を見る目を育てるのにとても大切です。私たちは驚くほど木を見ていません。自分の身体を知りません。木も身体も自然そのものです。
木を使ってあなた自身と向き合い、自分で考え決められる人間になってくださいね。
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