1.大鋏とはどんな鋏?
@葉を切る鋏です
2.鋏はどうやって使ったらキレイに仕上がるのか?
@シームレスになるように、手前から奥に切る
3.どこまで切ったらいいのか?
@昨年の刈跡をみつける
といった内容になります。庭仕事をしてみたい人に是非読んで頂きたいと思います。
![](https://momosezouen.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_9597-2-1024x691.jpg)
大鋏とはどんな鋏か?
庭師になると最初に習う鋏はこの大鋏です。
大きいからと言って太いものが切れる分けでは有りません。
葉刈り鋏ともいわれるように、葉を切る鋏です。
1度に広い面積を刈ることを想定して作られています。
生きている木を切るという事がどういうことか?を知るためにはまず大鋏です。
ヘッジトリマーでは、早すぎてそういうことを考えたり悩むことができません。
生き物相手には、相手を見ながら作業しなくてはいけません。
人間のこうしたいと、植物のここまでなら大丈夫をよく観察する必要が有ります。
![](https://momosezouen.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_9623hp-1024x683.jpg)
鋏はどうやって使ったらキレイに仕上がるのか?
以前にキレイにするという記事で、はっきりとしたシルエットを出すと記述しました。
これを実行するには、今切った所と、次に切るところが繋がっている必要が有ります。
ひとつづきに、シームレスに、そういう所からはっきりとしたシルエットが生まれます。
では、どのように鋏を使えばいいのでしょう?
鋏は弓なりの形をしていて、丸く刈る時は弓の内側、平に刈る時は弓の外側で向きを使い分けます。
また、シームレスに刈るために、柄をガイドに使いながら、鋏の長さを利用して刈ってゆきます。
柄をガイドに使う為には、鋏を左右に振るのではなく、手前から奥に向かって刈る必要が有ります。
手前から奥に向かって刈ると、雪かきをしたように一続きの刈り跡ができます。
この刈り跡と同じ高さになることを意識して、その隣を刈ります。
CGの3次元モデルのグリッド線を引くような感じです。
手前から奥が刈り終わったら、刈ったクズを払い落とし
仕上げに、左右に振るように鋏を使って下さい。
左右に振るのは最後、仕上げに使う時だけです。
![](https://momosezouen.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG00385_LIhp-1024x768.jpg)
どこまで切ったらいいのか?
鋏の使い方は分かってくるとそれまでなかった恐怖が芽生えます。
道具を使う恐怖というやつです。どうやったら失敗しないのか?
それにはどこまで切ったらいいのかを確認する必要が有ります。
写真では少し分かりにくいのですが、毎年刈っているなら昨年の刈り跡が有ります。
葉の途中が灰褐色になっている部分が刈り跡です。
それを、いくつか見ると全体的に昨年どの程度刈ったのかが分かります。
春~初秋であれば昨年と同程度。木の大きさを、小さくしたければもう少し強く刈っても大丈夫です。
晩秋~冬になると、同程度より弱く刈る必要が有ります。刈り過ぎると枯れてしまいます。
ヘッジトリマーを使うときは、特にこの確認をしてください。
剪定鋏で何か所か目安で切っておき、それをヘッジトリマーでつなげるのも手段です。
しっかりとした取っ掛かりがあると、自信につながり、恐怖はなくなります。
![](https://momosezouen.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG00385-2_LI-1024x607.jpg)
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